『テイルズオブレジェンディア』 テイルズスタジオが関わっていないテイルズ第一作。 キャラクターデザインで従来のファンを不安にさせたのも、今では良い思い出。 キャラクターの掛け合いなどが強化され、従来はスキットだった会話を本編に入れた印象。 この掛け合いが嫌いな人は、その時点でアウトな気がする。同時ツッコミ・モノローグツッコミも多め。 ただ、従来のものより唐突感や超展開指数は低めで、割と伏線消化している部分が多いのが好印象。 本編クリア後のキャラクタークエスト、という触れ込みだったが、実質デスティニーのような第二部と同義。 そしてキャラクタークエストの出来がヤバイ。最初のウィル編がヤバイ。後半がヤバイ。2連発。 一部のキャラクタークエストでやや納得いかない箇所が出てくるものの、エピソードの出来は総じて良い。 音楽は1部のシーンで無駄に壮大な曲が使われてたりするんだけども、 全体的には過去最高の出来かな。街の曲やラスダンの曲が素敵すぎ。蛍火は卑怯すぎ。両方とも。 雑魚相手の戦闘曲が1種類なのは寂しかったけど。デスティニー2が多すぎるのかもしれない。 戦闘のクライマックスモードは爽快なんだけど、コンボ前提のせいか、敵がタフすぎる印象。 必殺技の連携とか考えなくても、力押しで頑張ればクリア出来る戦闘バランスは良い感じ。 クライマックスコンボの存在理由は割と謎。ゲージギリギリで発動以外に発動価値がない気がする。 通常のX倍ダメージとかならともかく、比率ダメージっぽいところがなー。ショボイ。 戦闘後では、後半はフィールド移動がワープで済むとはいえ、フィールドで戦闘終了時数秒読み込むのが気になる。 視点を動かしたりして、長く感じさせないよう努力はしてるみたいなんだけれども。エンカウント低いのが救いか。 あと料理=パンになったのは好印象。何度も食えるし。だがしかし、捨てられないのが地味に致命的。 戦闘不能でグレード下げて戦闘終了しないと消費出来ないマフィンやヘルシーバーガーの存在は凶悪だ。 パンの所持個数が10から30に増えるバスケットも、入手条件が地味に難しいし。自動入手すべきじゃなかろうか。 また、データのロード機能が無いのが個人的には辛い。PS2、ディスク読み込み失敗しまくるから。 今回シーンごと、計10個くらいデータ保存してるけど、1回見たらまたリセット必要なのが……。 まぁ、そういう個人的事情は差し引いても、データロードはあった方が良かったように思う。 ボリューム自体は、本編で30時間、キャラクタークエスト30時間というところか。 1部で戦争編、2部でその後編。本編は4章最後くらいからグッとくるけれども、キャラクエは全てが濃い。 ただ、ダンジョンの再利用なのに長い・帰り道の脱出方法が無いといった欠点が目に付く。 難しくはないが、ダンジョン全般が面倒くさい。戦闘の雑魚戦が面倒というのもあって。 <ゲーム評価 88点> シナリオ   ☆☆☆☆ キャラクター ☆☆☆☆☆ サウンド   ☆☆☆☆ システム   ☆☆☆☆ ボリューム  ☆☆☆☆☆ シナリオはテイルズでは1番好きなんだけど、オルコットイベントが気にかかったので減点1。 サウンドは時々違和感のある使い方と、エレキギター嫌いじゃないけど聞き飽きたよぅ症候群で減点1。 システムはまぁ、全体的にはそこそこ快適だけど、痒いところは痒いまま、というのが惜しい。 「お前は笑いの天才か!? 私を笑い死にさせる作戦なのか!?」はある意味、名台詞でした。 『好きなキャラランキング 誰が誰かわかんねえけど』 モーすけ>クー>ハティ>フェモちゃん>ウィの字>ステラ>ノーマ>セネセネ>世界一の馬鹿>ジェー坊 >リっちゃん>グー姉さん>アメリア>/ />>パンの耳>ソロン様>フェロボン>ホタテ三兄弟>その他 モーすけ、まさかの一位。ジェー坊とのコンビや、ギート補正、「ヒョオオオオオ」「嬉しかったみたいですね」が勝因か。 クーは本編では独走でしたが、キャラクエでの減点が響きました。実に惜しい。格好良くまとまってしまったことも影響が。 ハティに関してはウィル編やればもう仕方ないというか。フェモちゃんは友達アタックが。ウィの字は折檻とハティ補正。 つか、メインの登場人物は全キャラ好きなんだけどさー。