クリアしました。16人全員。ちょうつらい。
これから下で、盛大にネタバレします。
ネタバレされて絶望した!と嘆く人、憎む人もいるかもしれませんが、
そういった方は、適度にスクロールしてネタバレを上手く回避してください。
まず始めに。公式ページや取説の登場人物紹介に書いてあるエピソード、ほとんど無いです。
・織田家を滅ぼし、天下泰平の夢を見てる → 偽名がバレただけでした。
・相手に蜃気楼を見せる妖刀 → 喋る以外、妖刀描写なかったです。
・彼の強さは隠された七本目の刀に → 七本目、出てきませんでした。
・皆、時空童子に執着している → 時空童子の「じ」の字も出ません。
・今後の展開を握る重要な人物である → 今後の展開ありませんでした。
・鞍馬山に封印されている伝説の鬼・司狼丸→ そもそも鞍馬山に行きませんから。
……へいき、へっちゃら!!
この私フォルは、ONI零戦国乱世百花繚乱のクオリティを予め予測してッ――よ、予測、よそ、よそ……。
■ONI零 戦国乱世百花繚乱 あらすじ■
☆御前試合メンバー編☆
御前試合を仕組んだ織田信雄は、鞍馬山に封印された鬼の力を得るのが目的。
鞍馬山では一度酷い目に遭っている織田信雄は、妖魔とも戦える手練れを集める必要があった。
そして、これを提案したのは、森蘭丸らしい。
各キャラクターが御前試合に出て、10箇所あるそれぞれの会場で優勝する。
城に呼ばれるまでは自由行動と言われたところ、蘭丸に誘い出され、人気の無い場所で戦闘に。
戦闘に勝利しても、蘭丸は手加減していたらしく、「失望した」といった事を言われる。
<続く!!>(という表示がクリアと同義で、タイトル画面のキャラ選択に、済マークが付く)
瀬那1章クリア後に追加される初期メンバーをクリアするとスタッフロール。
その後、キャラクターが追加される。
一通りクリアすると、九尾の瀬那の物語が追加され、戦った相手の一人が妖魔に転身。
各会場の優勝者が全員で戦うが苦戦。そこに森蘭丸登場。あっという間に妖魔を撃破。
「失望した!! 御前試合優勝者の実力の低さに失望した!!」
三日後に皆で行く鞍馬山で、こういう妖魔と戦うんですよ、と言ってから、森蘭丸は去っていく。
<こうして、十傑が揃った! 彼らは生き残れるのか……!>
<続く!!>
☆司狼丸・外道丸編☆
(二人の状況は、ONI零〜復活〜でいうと沙紀と弓弦が仲間になり、
依頼を受けられるようになり、司狼丸は転身可能になったばかりの頃)
旅をしていると妖魔を発見。退治後、時を超えるウサギの神様に遭遇。
過去に戻ろうとするが事故で未来に。未来から元の時代へ戻るには、
ワープ直後に逃げたウサギの分身的な小ウサギを全部捕まえなくてはならない。
小ウサギは強いものから霊力をこっそり貰うので、強いものに憑いている。
今はちょうど御前試合が行われている町に全小ウサギがいる。ウサギ回収開始。
ウサギ回収=戦闘、連戦や関係ない戦闘含めて12戦程度。
ウサギ回収して元の時代へ。でも魔力不足でもう過去には跳べない。
ごねる外道丸、記憶喪失キックで司狼丸と外道丸を記憶奪って昏倒させ、神様逃亡。
目覚めた司狼丸と外道丸は何も覚えておらず、また旅を再開する。
全キャラクリア後、スタッフロール(以前と全く同じで変化一切無し、スキップ不可)
その後、タイトル画面へ。
(以上が、全プレイヤーキャラのシナリオあらすじ)
ゲームシステムは、戦闘でタッチペンを使う事と、目押し戦闘は慣れるまでは面白いです。
私は目押しが苦手なので、ずっと敵のターンターン敵のタタターンとか起きましたが、
目押しが得意な人ならば簡単な部類に入るようです。得意な人ならば。私は苦手ですがッ。
で、慣れてくると苦痛以外の何ものでもないです。多ければ5〜9個ある敵のライフを、
攻撃で0.5、必殺技で1ずつ、地味に削るだけです。本当に、それだけの作業です。
で、御前試合編14人は基本的にやる事が同じなので、シナリオもそれ程は変化が無く。
ストーリーモードがある格闘ゲームと、どっちが物語性高いかなー、というレベル。
分岐に関してはおまけ程度。探索シーンとかも、最終的に総当たりになるので意味はなく。
司狼丸・外道丸の出だしのウサギは面白かった。うん、そこは面白かった。
戦闘は、御前試合組は試合回数自体が5人程度なので、苦痛だけどまだ耐えられるレベル。
総当たり状態の森蘭丸・司狼丸・外道丸ははっきりいって苦行。戦闘で時間がかかる上、
シナリオどころか、テキスト自体ほとんど同じなので、ボタン連打する羽目になるし。
しかも戦闘回数も多く、10試合以上ルーレットと線なぞり。淡々と作業を繰り返す羽目に。
生みの親である飯島多紀哉氏は、シナリオのみで企画・監修に携わっていないのは知ってたし、
自分が最初から企画に携われるなら『ONI零』はRPG以外考えていないが、
それを実現させるためには、今回の『ONI零 〜戦国乱世百花繚乱』は必要な布石だと思っている。
だから、最終点に到達するために選択した一つの方向性だったわけで、
昔からのファンを切り捨てたわけじゃない。
と5/27のブログで言ってたから、まだ、今回でシリーズそのものには絶望しない。
(まさか、このような出来になるとは、流石に予想してなかったと思う。思いたい)
……いや、ちょっと待て、シナリオって普通に未完というか、このゲーム収録分シナリオって、
同人誌のセンス・オブ・ワンダー収録部分がほとんどなんじゃ……。あ、あれ……?
ああ、そうだ。曲、曲は雰囲気に合っていた。曲のクオリティは商業レベルだと思う。
あと、パッケージイラストも評価分かれそうですが、私は有りかな、と。
キャラ的に、侘助は良かった。あと森蘭丸が美形だったのも良かった。うん、良かった。
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